「私たちは毎年美しいツツジを咲かせ続けます」 ツツジと向き合い、小さな変化を逃さないよう毎日のように管理しています。 大桑原の地で100年先も圧巻に咲くツツジを後世に残し続けることを目指しています。 当園では、自然環境の保全の為に減農薬である自然由来で作られたものを取り入れています。 肥料においても地域で手に入る副産物を使用して環境リサイクル型を目指しています。
休眠期1月/2月
雪対策
雪が 10cm 以上積雪した場合ツツジにかぶさった雪を棒などを使用し除雪する
休眠期3月
施肥
2 月下旬に芽出し肥を与えていない場合は 3 月上旬に 1 回与える(油カスなどの有機質肥料)
害虫予防
下旬からアブラムシやスリップス・ツツジグンバイムシ・シンクイムシが発生した場合、スミチオン乳剤
1000 倍液・カルフォス乳剤 1000 倍液を散布し予防する
剪定
徒⻑枝が多い場所や樹形が乱れている箇所のみ剪定を行う
開花準備期〜開花期4月
灌水
晴天が 10 日以上続いた場合に散水を行う
害虫予防
新葉にアブラムシ・グンバイムシの発生した場合スミチオン乳剤かマラソン乳剤の各 1000 倍液を散布する
開花時期5月
灌水
晴天が 10 日以上続いた場合に散水を行う
摘蕾
一輪一輪の花を大きく咲かせるために上旬に混み合った蕾を間引きする
病害虫防除
開花中に花腐れ菌核病が発生する場合 予防として、上旬〜中旬にベンレート 1000 倍液などの殺菌剤を散布する
成長期6月
灌水
梅雨時期に10日以上雨が降らない場合は乾き具合で与える
施肥
花後にお礼肥として油カスなどの有機質肥料や化成肥料を与える
花がら摘み・剪定
開花後には花がらを全て取り除き、その後に樹形を整えるために剪定・刈込み作業を行う
病害虫防除
多湿期は病害・虫害ともに多発する。ダコニール 1000 の 1000 倍液の殺虫剤とスミチオン 乳剤 1000 倍液の殺虫剤を散布する
成長期7月
灌水
1週間ほど雨が降らない場合は乾き具合で与える
施肥
花後にお礼肥として油カスなどの有機質肥料や化成肥料を与える
病害虫防除
多湿期は病害・虫害ともに多発する。ダコニール 1000 の 1000 倍液の殺虫剤とスミチオン 乳剤 1000 倍
液の殺虫剤を散布する
成長期8月
灌水
1週間ほど雨が降らない場合は乾き具合で与える
病害虫防除
高温乾燥期にはハダニが大発生する場合。殺ダニ専用のスターマイトフロアブル 2000 倍液やマイトコーネフロアブル 1000 倍液を散 布する。また、蕾形成時にシンクイムシの被害がある。予防にアファーム乳剤の 1000〜 2000 倍液を散布する。(日中散布すると薬害が生じやすくなるため、早朝か夕方に行う)
花芽分化期9月
灌水
梅雨時期に10日以上雨が降らない場合は乾き具合で与える
病害虫防除
ハダニ・スリップスが先月同様多発する場合ハダニにはスターマイトフロアブル 2000 倍液やマイトコーネフロアブル 1000 倍液、スリ ップスにはアグリメック乳剤 1000 倍液を散布する
花芽分化期10月
灌水
涼しくなってきたことで 10 日に 1 回散水する
施肥
肥料が足りない株のツツジに対して置き肥として有機肥料を与える。 中旬以降に与えると、初冬に寒害(幹割れ・皮離れ)を起こすことがある注意する
病害虫防除
グンバイムシ・シンクイムシがまた発生する場合 スミチオン乳剤やマラソン乳剤の各 1000 倍液を散布
して駆除する
花芽分化期〜休眠期11月
灌水
花芽分化期から休眠期に入るため灌水はしない
施肥
花芽分化期から休眠期に入るため与えない
病害虫防除
グンバイムシなどがみられる場合、スミチオン乳剤やアクテリック乳剤の各 1000 倍液で駆除する。
晩秋から葉に対して病害 が発生するためベンレート水和剤 2000 倍液やダコニール 1000 の 1000 倍液
を散布する
休眠期12月
雪対策
雪が 10cm 以上積雪した場合ツツジにかぶさった雪を棒などを使用し除雪する