つつじ園の1年の流れ
A Year in the Life

「私たちは毎年美しいツツジを咲かせ続けます」 ツツジと向き合い、小さな変化を逃さないよう毎日のように管理しています。 大桑原の地で100年先も圧巻に咲くツツジを後世に残し続けることを目指しています。 当園では、自然環境の保全の為に減農薬である自然由来で作られたものを取り入れています。 肥料においても地域で手に入る副産物を使用して環境リサイクル型を目指しています。

休眠期1/2

雪対策

雪が 10cm 以上積雪した場合ツツジにかぶさった雪を棒などを使用し除雪する

休眠期3

施肥

2 月下旬に芽出し肥を与えていない場合は 3 月上旬に 1 回与える(油カスなどの有機質肥料)

害虫予防

下旬からアブラムシやスリップス・ツツジグンバイムシ・シンクイムシが発生した場合、スミチオン乳剤
1000 倍液・カルフォス乳剤 1000 倍液を散布し予防する

剪定

徒⻑枝が多い場所や樹形が乱れている箇所のみ剪定を行う

開花準備期〜開花期4

灌水

晴天が 10 日以上続いた場合に散水を行う

害虫予防

新葉にアブラムシ・グンバイムシの発生した場合スミチオン乳剤かマラソン乳剤の各 1000 倍液を散布する

開花時期5

灌水

晴天が 10 日以上続いた場合に散水を行う

摘蕾

一輪一輪の花を大きく咲かせるために上旬に混み合った蕾を間引きする

病害虫防除

開花中に花腐れ菌核病が発生する場合 予防として、上旬〜中旬にベンレート 1000 倍液などの殺菌剤を散布する

成長期6

灌水

梅雨時期に10日以上雨が降らない場合は乾き具合で与える

施肥

花後にお礼肥として油カスなどの有機質肥料や化成肥料を与える

花がら摘み・剪定

開花後には花がらを全て取り除き、その後に樹形を整えるために剪定・刈込み作業を行う

病害虫防除

多湿期は病害・虫害ともに多発する。ダコニール 1000 の 1000 倍液の殺虫剤とスミチオン 乳剤 1000 倍液の殺虫剤を散布する

成長期7

灌水

1週間ほど雨が降らない場合は乾き具合で与える

施肥

花後にお礼肥として油カスなどの有機質肥料や化成肥料を与える

病害虫防除

多湿期は病害・虫害ともに多発する。ダコニール 1000 の 1000 倍液の殺虫剤とスミチオン 乳剤 1000 倍
液の殺虫剤を散布する

成長期8

灌水

1週間ほど雨が降らない場合は乾き具合で与える

病害虫防除

高温乾燥期にはハダニが大発生する場合。殺ダニ専用のスターマイトフロアブル 2000 倍液やマイトコーネフロアブル 1000 倍液を散 布する。また、蕾形成時にシンクイムシの被害がある。予防にアファーム乳剤の 1000〜 2000 倍液を散布する。(日中散布すると薬害が生じやすくなるため、早朝か夕方に行う)

花芽分化期9

灌水

梅雨時期に10日以上雨が降らない場合は乾き具合で与える

病害虫防除

ハダニ・スリップスが先月同様多発する場合ハダニにはスターマイトフロアブル 2000 倍液やマイトコーネフロアブル 1000 倍液、スリ ップスにはアグリメック乳剤 1000 倍液を散布する

花芽分化期10

灌水

涼しくなってきたことで 10 日に 1 回散水する

施肥

肥料が足りない株のツツジに対して置き肥として有機肥料を与える。 中旬以降に与えると、初冬に寒害(幹割れ・皮離れ)を起こすことがある注意する

病害虫防除

グンバイムシ・シンクイムシがまた発生する場合 スミチオン乳剤やマラソン乳剤の各 1000 倍液を散布
して駆除する

花芽分化期〜休眠期11

灌水

花芽分化期から休眠期に入るため灌水はしない

施肥

花芽分化期から休眠期に入るため与えない

病害虫防除

グンバイムシなどがみられる場合、スミチオン乳剤やアクテリック乳剤の各 1000 倍液で駆除する。
晩秋から葉に対して病害 が発生するためベンレート水和剤 2000 倍液やダコニール 1000 の 1000 倍液
を散布する

休眠期12

雪対策

雪が 10cm 以上積雪した場合ツツジにかぶさった雪を棒などを使用し除雪する